auのXIG01 MI 10 Lite 5GにカスタムROMを導入する その1

0.概要

キャリア製スマホのXIG01にカスタムROMをインストールする。インストールまでの手順をその1に、インストール後の設定を[その2]に記載する。

1.BootLoaderをUnlockする

1.1.はじめに

カスタムROMを導入するためにはカスタムリカバリが必要になる。カスタムリカバリを導入するためにはBootLoaderのUnlock(通称BLU)が必要になる。
Xiaomi製のスマホは共通して、Xiaomi公式に申請する必要がある。しかも申請してから1週間待機時間が必要になるルールなので、さっさと申請したほうが吉。
SIMカードが必要なので契約しておくこと、Unlock時に初期化されるので、やるなら購入直後がおすすめ。

1.2.手順

  1. この記事がわかりやすいので最初に見ておくこと
  2. 公式アンロックサイトにアクセス
  3. [Unlock Now]をクリック後、Mi Unlockをダウンロード。Zipの中の[batch_unlock.exe]を起動する
  4. 左下端の[Sign in]を起動してMi Accountでログインする。Mi AccountはXIG01の初回セットアップ時に作らされるのでそれでログインする。パスワードがわからない場合はXIG01の[設定]→[Miアカウント]→[ヘルプ]からパスワードリセットができる
  5. XIG01の[設定]→[デバイス情報]→[MIUIバージョン]を7回タップして開発者オプションを有効にする
  6. XIG01の[設定]→[追加設定]→[開発者向けオプション]→[OEMロック解除]を有効にする。パスワードは画面のロック解除と同じ
  7. 同階層の[Miアンロック状態]を開いて[同意]→[アカウントとデバイスを追加]をタップ。SIM通信がいるので予め指しておくこと。
  8. 電源を切って、fastbootモードで起動(音量下+電源ボタン)し、USBケーブルでPCとつなぐ
  9. これまでの操作が問題なければ[batch_unlock.exe]の画面に端末のIDが表示されるので、選択して[Unlock]をクリック
  10.   Messageに[Please unlock 168 hours later~]が出たらひとまず準備OK。公式でunlockに168時間(1週間)待たされるので気長に待つ。
  11. 1週間待ったら[8],[9]を実行。
  12. [au]のロゴで止まるので、そのあとUSBを抜くと初期化されて初期設定画面に戻る。初期設定を実行し完了。
  13. 電源起動時、[mi]のロゴが出ている最中上部の南京錠マークが外れていればUnlock成功

2.TWRPを導入する

2.1.用意するもの

  • PitchBlack Recovery - TWRP+ツールセット。TWRPの他にMagisk等のツールも含まれている(個別でインストール作業必要)。純正もあるが、こちらのほうが便利。本体のダウンロードはここ
  • ADB minimal - Androidをコマンドラインで操作するライブラリの最小構成セット。初回にtwrpイメージをスマホに転送するのに必要。 

2.2.手順

  1. スマホをセットアップしておいて、画面ロックを解除する。[設定]→[セキュリティ]→[画面ロック]→[なし]を選択
  2. PitchBlack Recovery本体をダウンロードして解凍。
  3. Minimal ADBをインストールする
  4. Minimal ADBのインストール先でadb.exeがあるフォルダに、解凍したPitchBlack RecoveryフォルダのTWRP\recovery.imgをコピーする
  5. Unlockしたスマホ本体をFastbootモードで起動してUSBでつなぐ
  6. コマンドラインを起動
  7. adb.exeがあるフォルダまでコマンドラインで移動して[fastboot flash recovery recovery.img]を実行
  8. OKAY[時間 s] finished が出れば完了
  9. ケーブルはそのままでスマホの電源キー+音量UPボタンを押し続けてリカバリーモードで起動する
  10. [PitchBlack Recovery Project]が表示されればインストール完了。こっから各種ROMやRootツールを入れる
  11. PCからスマホのドライブを開いて、[2]のrecoveryのzipをそのままコピーする。
  12. [Install]をタップしてコピーしたファイルを選び、[Swipe to Flash]
  13. 終わったら音量Downボタンを押してRecoveryの再起動
  14. Recoveryが再起動すれば導入完了

3.カスタムROMをインストールする

3.1.用意するもの

  1. カスタムROMイメージファイル - フォーラムを見ると使えるのは5種類。特定のOSがイイ!というのでなければ、基本的に最近更新しているOSを使うべき。セキュリティ更新や修正が反映されるので。
    AOSPをベースに改造しているだけなので中身はほぼ同じ。細かい機能やチューニングが違うだけ。
    • ArrowOS - 2021年6月
    • LineageOS
    • RevengeOS
    • dotOS - 2021年2月
    • CrDroid
  2. Xiaomi.eu - Xiaomi純正ROMのカスタム品。Firmwareのアプデが含まれるので入れておいたほうが良い。auの起動ロゴが消えるので起動が早くなる
  3. GAPPS - カスタムROMは軽量化のためGoogleアプリを含まず自分で入れる必要がある。各OS毎に専用ダウンロードページがあるっぽい
  4. XiaoMiTool V2 - ROM焼きツール。TWRPでやる操作を代替してくれる。パーティション問題を自動で解決してくれるのでこれを使う。操作方法等はこちらから

3.2.手順

  1. ArrowOSを例に説明。カスタムROMイメージはDownloadサイトから[Xiaomi]→[monet]と選び、[Arrow-11.0][Official]と選んで[VANILLA]と[GAPPS]を両方ダウンロード
  2. スマホをUSBデバッグモードで接続。[システム情報]→[ビルド番号]を7回タップして開発者オプション有効後、[システム]→[開発者オプション]→[USBデバッグ接続を有効にする]
  3. XiaoMiToolを起動し、[Agree]→左側のnormally側の[Choose]を選択→端末がリストに表示されていれば選択して[Select]。なければUSBデバッグ接続できていない
  4. 選択後、端末認証が行われる。正常に終わると選択肢がでるので[Custom ROM~]を選択
  5. [Local Rom file]を選択して、[+]を選択し、
    1 - Xiaomi.euファイル
    2 - カスタムROMイメージ
    3 - GAPPS
    の順で選択し、[Continue]を選択。順番注意!
  6. TWRPのインストール確認。済んでいるので[Continue]選択
  7. ちゃんとバックアップしとけよ確認。[Continue]選択
  8. スマホが再起動され、TWRPが立ち上がり、自動インストールされる
  9. [Installation completed successfully!]と出れば完了。
  10. スマホが立ち上がって、カスタムROMの起動ロゴ、初回セットアップ画面がでれば成功。
  11. 失敗する場合は[5]を1つずつ順番に選択して実行すること。

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