概要
その3では退院後自宅療養~仕事復帰まで記す。まだ治療中なので記事は随時追記します。
注意
事故の状況や怪我の具合、年齢体調によって症状や治療方法・期間・費用が違うので、自分で判断せず必ず医療機関の指示に従ってください。
病院の施設・費用、保険の費用・内容は各地・各社によって違うので参考程度に。
退院後自宅療養
シャワーを浴びていいのは最低でも手術後72時間(手術傷が塞がる)との指示。風呂は入っちゃいけない。仕事復帰はこの時点では可能とのことだが(実際腕や指は動く)、最低でも手術後1週間(手術糸抜糸)は我慢したほうがいい。骨がくっついてるわけではないので。
傷を保護するガーゼは、抜糸まで保護パット(ガーゼとフィルムシールが一体式のもの)を推奨。剥がれにくいので安心、かつ滅菌されているので。防水性は不要。傷の治りが早いのは防水(というか傷口の乾燥対策しているもの)がよい。
ガーゼのコストは、無滅菌ガーゼ+布テープが最安。100均で揃う。ただし抜糸前は菌が繁殖しやすいのでおすすめしない。保護パッドは薬局行ってもパッド部が8cm以上のものが売ってないので2枚使う(1枚は上辺のフィルムだけの部分をはさみで切って2枚目を重ねる)。近所だとスギ薬局のPBが一番安かった。
ガーゼまたは保護パッドをつける時は、シャワーで傷口をしっかり洗う。72時間経っていれば触ってもそこまで痛みはない。その後傷口付近をアルコール消毒する。コロナ消毒で使うアルコール液で問題ない(理想はアルコールしか入っていないもの)。
自宅療養中は運動を控えるが、完全に寝たきりになる必要はなく、むしろ動いたほうがよい。また、三角巾を義務付けられたが、時々腕を伸ばす、というより家にいる時ぐらいは外して肩より上に上げない程度で動かす。様々な筋肉が硬直するので復帰がしんどくなる。
寝る時怪我した方の腕がしんどくなるが、タオルを脇に挟んで腹に手を乗せて楽になるとのこと。
手術糸抜糸(手術1週間後)
傷がふさがっているはずなので手術糸を抜糸する。また、経過観察も兼ねている。病院でX線と血液検査ののち診察。血液検査は結果が出るのに最低1時間かかるので、診察の時間より早めに行ったほうが良い。
血液検査は血液中の菌の繁殖を見ている。ガーゼの交換としっかり体を洗っていればそうそうひっかからない。X線は経過観察。指示通り安静にしていれば問題ないはず。
問題なければ抜歯する。診察してる部屋でできる軽い治療。はさみで糸をばらばらにしてピンセットで抜くだけ。そんなに痛くない。
この時点で風呂に入ってよい。仕事復帰も自分で問題ないといえるレベル。三角巾も不要になる。ただし治療生活で首・肩・腕・背中の筋肉が固まっていて長期で見ると生活に支障がでるのでリハビリ指導を受ける。この時の費用は入院した病院で2300円ほど。
リハビリ生活
怪我した方の腕を上げるとき、鎖骨が上がっているので自然と肩が上がってしまう。そのため変な筋肉の使い方をしてしまい動きがおかしくなったり痛めてしまったりする。
次に肩甲骨が全く動かせない。動かしているように見えて別の骨や筋肉を動かしてしまうので、首や肩こりがひどいことになる。
リハビリの先生には、
- 肩甲骨を動かすトレーニング
- 鏡の前で肩を上げずに腕を上げるトレーニング
- 机に腕と手のひらをつけて指だけ動かし肩の筋肉をほぐすトレーニング
- 傷口をつまんでほぐす(治った皮膚が固くなって腕の動きが悪くなる。普通皮膚はつまめて、そのやわらかさで動きがスムーズになるらしい)
仕事復帰はむしろしたほうがよく、机仕事でどれぐらい姿勢が悪くなるか早く確認してリハビリで対策をする。
抜糸をしても服擦れ対策で傷口を覆う必要がある。この時点で傷口はふさがっているので、高い滅菌ガーゼや保護パッドを使う必要はない。100均のガーゼと布テープで十分。
布テープを貼る時はガーゼの方向と平行に貼ると良い(傷口に平行)。交差するように貼ると腕を動かすたび肩が引っ張られて体の重心がおかしくなる。朝起きた時なぜか腰痛に悩まされたがテープの方向変えただけで治ったぐらい。
手術から3週間後には腕を肩より上に上げてよいということになっている。ただし、リハビリで筋肉をしっかり使えるようにならないと今後の生活で支障がでる。しっかりリハビリメニューをこなすこと。
入院費の支払い
退院後に限度額適用認定証を申請してその1週間後に証明書が届いた。請求書・証明書・診察券を持って払いに行く。全額18万円に対して予想では8万円だと思ったが(その年の4~6月の月収が平均27万円以上)、結果は8万7千円とやや高かった。
また、この支払とは別でその月に通院や検査で通った費用を払っているが、1病院単位かつ外来・入院を分けて、外来だけで合算2.1万円以上でないと還元されない。よって安くなるのは手術・入院費だけと思ったほうがいい。多分空振りになるが還付金の申請をしといたほうがいいかも。
仕事復帰
我慢できるレベルで手が動かせるようになったので手術後14日目で復帰。PC作業がメインだが、平常では机の高さが低いのに、怪我中では微妙に高くマウスを動かすのがしんどい。でもなんとかこなせるレベル。
経過観察(手術3週間後)
どんな手術も3週間後に経過観察があるらしい。レントゲンとって診察。傷もふさがり、骨の留め具も動いてないので順調とのこと。留め具由来の痛みももう少ししたら肉と同化してマシになるらしい。
傷が塞がれば傷止めテープやガーゼは不要。
このタイミングで腕を肩より上にあげてよいとのこと。リハビリでは
- 肩を上げずに腕を天に上げる(両手を握りながら、壁に肩を固定しながら)
- 脇を締め肘を90度曲げて腕を外側に開く
手術後1ヶ月経過すれば自転車も痛くない範囲で乗って良いとの許可もでた。ここまでくれば日常生活はほぼ復帰。
自転車に復帰(手術1ヶ月後)
一ヶ月たったので自転車に乗る。完治してるわけではないのでまずはまたがって市街地を軽く漕ぐ程度。これは痛みもなく問題なし。前傾姿勢はやめておく。
段差は砂利道程度なら問題ないが歩道の境界ブロックはしんどい。段差を乗り越えるためにBMXみたいな自転車乗ったままのジャンプをしたが肩が強烈に痛かった。やらないほうがいい。
通勤程度なら問題ないことを確かめて自転車通勤に戻った。
経過観察(手術1.5ヶ月後)
このあたりでひっかかる痛みがありつつも腕が真上に上がる。日常生活に支障が出なくなる。しかし腰痛が酷い。
診察は異常なしで順調。次回3ヶ月後経過観察が終わったら次の診察は飛んで6ヶ月後経過観察になる。
事故時の擦り傷の治りが遅いことを伝えたら冬はワセリン塗ってガーゼしとく(要は保湿)といいらしい。
診察後のリハビリで見てもらったら右の肩甲骨まわりと腰回りが完全に凝り固まって、背骨の首と胸あたりが上手く使えていないらしい(腰痛もコレ由来)。今はいいが将来四十肩・五十肩の予備軍とのこと(これまでの生活グセもあるが、骨折を機に顕在化した)。
将来のためトレーニングメニューを教えてもらい自宅リハビリを継続、医師的には通院によるリハビリは終了になっているが3ヶ月後見てもらうことにした。
経過観察(手術3ヶ月後)
一部微小な痛みがでる腕の上げ方はあるが、ほぼ完治。医者から筋トレ等激しいスポーツは何やっても問題ないとの許可がでる。プレート外すのいつか聞いたら手術から1年くらいとのこと。逆に1年半過ぎると骨と一体化して外せなくなるので時期は決まってる。
こっから先は3ヶ月毎の通院に切り替わり経過観察するだけ。
リハビリのほうはストレッチポールと療法士のメニューをひたすらこなす。毎日こなすだけあって、腰痛はなくなり右肩甲骨はだいぶ回旋できるようになった。この調子で続ける
その4に続く
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